中国リーグの給与上限設定で影響か “欧州復帰”が浮上している4人のスター選手とは?
“爆買い”された外国籍選手に英紙注目 方針転換した中国からフェライニらが移籍も
中国サッカー協会は、12月26日に中国スーパーリーグの2020年シーズンに関する概要を発表した。移籍金や給与について規制が設ける方針転換をし、多額の資金を投じてきた流れに歯止めをかけようとしている。それを受けて英紙「デイリー・メール」は、中国からヨーロッパに戻ってくる可能性のある4人のスーパースターについて報じている。
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中国スーパーリーグの方針転換は主に移籍金や選手の給与に関するもので、2019年11月20日以降に契約した外国籍選手に関して、給与額が300万ユーロ(約3億6000万円)を超えてはならないという上限が設けられることになった。
年俸が約30億円と言われる上海上港の元ブラジル代表MFオスカルを筆頭に、現在の中国スーパーリーグにはその上限額を大幅に上回る高額な年俸を支給されている外国人選手が多数いる。今回の決定がすでに契約している選手に対してすぐに影響があるわけではないが、次回の契約更新時にはこの上限額が適用されることになる。
「デイリー・メール」紙は、この年俸の上限額設定により現在の中国スーパーリーグで活躍する選手は、いずれヨーロッパに舞台に戻ってくることになると主張している。そして、その代表となる選手として、山東魯能の元ベルギー代表MFマルアン・フェライニ、上海上港の元ブラジル代表MFオスカル、上海上港のオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ、上海上港の元ブラジル代表FWフッキの4人を挙げている。
2019年2月に移籍したフェライニは週給23万5000ポンド(約3400万円)となっており、年俸換算すると約17億7000万円となる。2021年までの契約となっているので、34歳となった時に減額を受け入れて中国でプレーを続けるのか、ヨーロッパへ戻るか選択を迫られることになる。