緊急事態のリバプール リーグ杯で3選手が負傷、DF陣は壊滅的な状況に
ストークに1-0と先勝も、クロップ監督は怪我人続出を嘆く
リバプールが5日のリーグカップ準決勝初戦のストーク・シティ戦で1-0の勝利を飾ったが、ブラジル代表の司令塔フィリペ・コウチーニョ、クロアチア代表DFデヤン・ロブレンが太もも裏を痛めて故障退場するアクシデントに見舞われた。コートジボワール代表DFコロ・トゥーレも試合終盤に太もも裏を痛めた模様で、チームはセンターバックが全滅状態になった。英国営放送「BBC」が報じている。
ユルゲン・クロップ監督はブリタニア・スタジアムでの勝利後、苦悩を明らかにしている。「すごく奇妙な心境だ。最高の試合を見せていたのに、突如怪我人が続出してしまった。2週間前にセンターバックが3人いた。チームも素晴らしい状況だった。開幕時は5人いたのに、今はゼロだ」と語った。
すでにベルギー代表FWディボック・オリジ、イングランド代表FWダニエル・スターリッジ、スロバキア代表DFマルティン・シュクルテルが故障離脱中。野戦病院となっているチームで名将は、「我々のトレーニング法を見直さないといけないかもしれないが、我々はトレーニングしていない。リカバーだけだ。トレーニングはしていなんだ」と説明。年末年始も過密日程のプレミアリーグで、チームは調整を続けているだけだという。
「これらのことには私に全て責任がある。ハムストリングの故障について私が責任者ということにしたいのなら、それで問題ない」
名将は毅然と語っていたが、怪我人続出のリバプールは1月の緊急補強が必要な状況となっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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