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選手権8強敗退も躍進の駒大高 「和製ゲーゲン・プレス」を支えた”トリプルスリーの法則”
東福岡に0-1惜敗も同校最高の8強進出を記録
全国高校サッカー選手権準々決勝で駒澤大高(東京)は東福岡高(福岡)と激突し、インターハイ王者の東福岡に0-1で惜敗した。
駒大高は今大会で同校史上最高成績となる選手権ベスト8に進出した。開幕戦からハードワークとハイプレスで選手権を大いに湧かせた。勢いと自信を持って迎えたのは、優勝最右翼の東福岡。格上の相手と戦前の下馬評で不利だった駒大高は、試合直前に不運なトラブルに見舞われた。
「センターバック(CB)の佐藤(瑶太)が3回戦で首を痛めた。今朝まで痛みが引かず、結局試合には出られないという結論に至った。CBは負傷者が続出している。身体能力に長けたFWの深見(侑生)をそこで起用せざるをえなかった。彼はCBの経験が皆無だったが、私は『お前と一緒に心中する』と伝えて送り込んだ」
試合後、大野祥司監督は敗戦に肩を落としつつも、どこか晴れやかな表情でこう語った。サイドバックは経験している深見だが、急遽与えられた未経験の役割にも関わらず、ことごとく東福岡の攻撃の芽を摘んだ。そこには、監督の期待に応える頼もしいCBの姿があった。
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