オランダのレジェンドが奔放な後輩に苦言 「デパイは選手として邁進すべきだ」
フリット氏がマンUの悪童を問題視
マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表FWメンフィス・デパイは、名門への加入1年目で適応に苦しみ、チームの足を引っ張る珍プレーなどで物議を醸してきた。オランダ代表の伝説的MFは、この同郷の新鋭に対して「生活態度に問題あり」と苦言を呈した。オランダ地元紙「デ・テレグラーフ」が報じている。
デパイは、公式戦9試合ぶりの勝利となった2日の本拠地スウォンジー戦で出番なしに終わり、ベンチを温め続けた。昨年の12月26日ストークス戦ではGKデ・ヘアにダイビングヘッドでバックパスし、ボテボテと目の前を転がる珍プレーで決 勝弾のきっかけとなった。昨季はPSVでオランダリーグ得点王に輝き、ビッグクラブへの移籍をかなえたが、今季はフィールド上で精彩を欠いている。その一方、4200万円の高級ロールスロイスで練習場に乗り付けて英メディアを驚かすなど、ピッチ外でも話題な話題を振りまいている。
現役時代にACミランやチェルシーで活躍したオランダ代表OBのルート・フーリット氏が、この状況を見かねて苦言を呈している。
現役時代にトレードマークのドレッドヘアをなびかせ、最強の万能型MFと呼ばれたフーリット氏はこう言い放った。
「メンフィスはフットボールに完全に集中しなければいけない。メンフィスのような人間がプレー以外のことにかまけて、台無しにすることは残念だ。フットボーラーと してのメンフィスについて話題にされる存在でなければいけない。男として批判を受け入れ、フットボーラーとしての職務に邁進すべきだ」