南野拓実はCLアトレティコ戦の「ブースト」 リバプール地元紙が“新戦力”として期待
「カップタイド」が廃止され、ザルツブルクでCL出場した南野もリバプールで出場可能
来年1月に再開される冬の移籍市場で、主役の1人となりそうなのがザルツブルクの日本代表MF南野拓実だ。現在世界最強クラブであるリバプールへの移籍が決定的との報道が出るなかで、地元紙「リバプール・エコー」はすでに数多くの南野関連の記事を配信しているが、加入すればUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、アトレティコ・マドリード戦に向けての「ブースト」になると期待を寄せている。
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記事では「リバプールは1月にザルツブルクのタクミ・ミナミノと契約する準備ができており、マンチェスター・ユナイテッドとのマッチレースを制する準備ができている」と言及。永遠のライバルであるユナイテッドとの争奪戦で明らかに優位に立っていると伝えつつ、今季のCLグループステージでの対戦で鮮やかなボレーシュートを決めるなど活躍した南野に期待を寄せている。
725万ポンド(約10億3700万円)とメガクラブとしてみれば比較的「手ごろな」移籍金、多くのポジションでプレー可能なポリバレント性といったメリットとともに挙げられているのは、CLのレギュレーション変更にある。他クラブでCLに出ていた選手が別のCL出場クラブに移籍した場合、そのシーズンの出場はできなかった。
いわゆる「カップタイド」と呼ばれてきた同ルールが撤廃されたことにより、「ザルツブルクのレギュラー格のミナミノが、リバプールに加入したとしても(メンバーとして)出場できる」と記し、ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレチコ戦に向けて「ブーストとなる契約」と見ているようだ。
リバプールはFIFAクラブワールドカップ(W杯)と並行して行われたカラバオカップを若手メンバーで臨まざるを得なく、あえなく敗退。またイングランドでは年末年始も公式戦が続くこともあり、サッカー史に残る超過密日程を強いられている。それを乗り切るためには南野の力が必須になるはずと地元メディアも考えているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)