決勝PKのなでしこ籾木、4大会ぶりの優勝に胸中吐露 「アジアでは勝たなければ…」

PKで決勝ゴールを奪ったMF籾木結花【写真:Getty Images】
PKで決勝ゴールを奪ったMF籾木結花【写真:Getty Images】

長谷川、岩渕の主力が離脱するなか、試合終了間際に籾木が決勝点を挙げて韓国を撃破

 なでしこジャパン(日本女子代表)は17日、E-1選手権最終節の韓国戦で1-0の勝利を収めて4大会ぶりの優勝を果たした。後半43分にPKで決勝ゴールを奪ったMF籾木結花は、「五輪に向けてアジアでは勝たなければいけないという思いもあった」と胸中を明かした。

 来年の東京五輪に向け、最後の公式戦となった今大会、日本は負傷者も相次いだ。初戦のチャイニーズ・タイペイ戦後にDF土光真代、韓国戦を前にMF長谷川唯とFW岩渕真奈が離脱。そうしたなかで「10番」を背負った籾木は、「短期決戦のなかで3人が怪我で離脱し、残った選手で勝たなければいけないという自覚もあった」と話す。

 引き分け以上で優勝を決められる韓国戦では、前半から敵陣でゲームを進めながらも決定機が作れない展開になった。攻撃的なポジションでプレーしていた籾木は、「韓国戦は90分激しい戦いになると分かっていたけど、やりたことが出せていなかった」と振り返った。

 それでも試合終了間際の時間帯に入ったところで、日本は前線でボールを奪い取るとペナルティーエリア内から籾木がシュート。これが相手DFのハンドを誘いPKを獲得すると、籾木が自らゴール右に決めた。殊勲の一撃に「それまでチームに貢献できていないなかで、ゴールでチームに貢献できて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 これでアジアのライバルでもある中国と韓国を含む3試合を全勝してタイトルを獲得。籾木は「五輪に向けてアジアでは勝たなければいけないという思いもあった。この厳しい戦いの中で勝ったのは自信につながったので、五輪に向けて上積みできるように個人個人が頑張りたい」と、来年の東京五輪までの道のりを見据えている。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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