「素直に羨ましい」 香川真司、リバプール移籍の南野に言及「世界最高の監督がいる」
ラシン戦後、南野のリバプール移籍について語る 「ビックリしましたよ」
ザルツブルクに所属する日本代表MF南野拓実が、1月の移籍市場でリバプールに加入する可能性が高まっている。13日のワトフォード戦に向けた前日会見では、ユルゲン・クロップ監督が日本人記者から質問を受けた際の動画がSNSを中心に話題になった。
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この会見でクロップ監督は、かつてともに仕事をした日本人選手から多くのことを学び、素晴らしい印象を持ったと明かしている。その一緒に仕事をした選手こそ、現在スペイン2部リーグのサラゴサに所属する日本代表MF香川真司だ。
香川は2010年夏に当時クロップ監督が率いていたドルトムントに加入すると、瞬く間にレギュラーに定着。9年ぶりのブンデスリーガ優勝に貢献すると、翌シーズンも中心選手としてリーグ連覇とDFBポカールの二冠を達成した。その活躍が認められて翌シーズン、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドへと活躍の場を移している。
セレッソ大阪では南野の先輩であり、クロップ監督の師事を受け、プレミアリーグでもプレー経験がある――。そんな香川は、南野の移籍話をどのように受け止めているのか。4試合ぶりに先発出場し、先制点をアシストした現地時間14日のスペイン2部第20節ラシン・サンタンデール戦(2-0)後に直撃した。
噂されている南野のリバプール移籍について、香川は第一声で「僕はビックリしましたよ。正直に」と言い、「素直に羨ましいなと思いますね」と続けた。
南野はC大阪から2015年1月にオーストリアの強豪ザルツブルクに移籍して、6シーズン目を迎えている。香川は、南野がいつステップアップをするのか、気にかけていたようだ。「(南野)拓実がザルツブルクで、なかなか移籍できずにいながら戦い続けて、今シーズンCL(UEFAチャンピオンズリーグ)に出て活躍をしました。あれが非常に大きかったと思いますね」と語った。
南野の移籍については、CLで対戦したリバプールの選手たちが獲得を進言したとの報道もある。かつて、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)は、練習試合で対戦したマンチェスター・ユナイテッドの選手にも認められて、スポルティングから飛躍を果たした。それに似たストーリーを南野も歩んでいる。
この移籍が実現すれば、南野がさらなるレベルアップを果たすことは間違いないと、香川は考えている。そこには、かつて自身も指導を受けた「世界最高の監督」クロップ監督への強い信頼感がある。