南野加入報道で注目のリバプール、クロップ監督が“CL拡大”に猛反発 「関与しない」
CL拡大を求める声にクロップ監督が反応、現状の過密日程を踏まえて持論を展開
いま世界で最も勢いのあるサッカークラブ、それはリバプールだと言っていいだろう。ザルツブルクの日本代表MF南野拓実の加入報道が続々とされるなか、プレミアリーグでも首位を快走。現地時間14日に行われたワトフォード戦も2-0と勝利した。それを支えるのは名将ユルゲン・クロップ監督だが、英公共放送「BBC」によるとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)拡大には反対しているという。
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リバプールはこの日、前半38分と後半45分にエースのエジプト代表FWモハメド・サラーの2ゴールによって勝利。勝ち点49となり、2位レスターと「10」差と圧倒的な力を誇っている一方で、ここから超過密日程が待っている。
年末年始も開催されるプレミアリーグとFA杯に加えて、FIFAクラブワールドカップ(W杯)、そしてリーグカップも勝ち上がっているため、クラブW杯とリーグカップで“2チーム分”を用意して戦うという状況となっている。
同局によると「全大会に参加した場合、300日間で最大67試合をプレーすることになる。それは平均4.5日ごとに1試合ある計算」と、サッカー史でも類を見ないハードスケジュールを強いられていると伝えた。それもあってか、クロップ監督は自身の見解を示している。
「私はトップクラブがチャンピオンズリーグでより多くの試合を望んでいると(報道で)目にしたよ。しかし、その計画には関与しない。絶対的にだ」
指揮官がこのように口にしたのは、「我々のチームは大きくなっていない」と選手層を厚くすることに限界があると見ているからだ。ワトフォード戦ではオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムが負傷交代。クロアチア代表DFデヤン・ロブレンも13日の練習で負傷して欠場となっている。この状況を踏まえると、これ以上の試合数増はチーム稼働に支障をきたすと考えているようだ。
クロップ監督のコメントを踏まえると、超過密日程に向けてよりクオリティーの高い選手を欲しているとも取れる。そうした点からも南野の加入は現実味を帯びていると言えそうだ。
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