バルサFWグリーズマン、アトレティコ凱旋で地元ファンから過激野次 「死んでしまえ」

グリーズマンは過激な野次の対象となってしまった【写真:Getty Images】
グリーズマンは過激な野次の対象となってしまった【写真:Getty Images】

試合はメッシの決勝弾で勝利するも、グリーズマンは見せ場が少ないままフィニッシュ

 バルセロナは現地時間1日に行われたリーガ・エスパニョーラ第15節アトレティコ・マドリードとのアウェーマッチで、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが終盤に挙げたゴールで1-0と勝利した。貴重な勝ち点3を確保して首位をキープした一方で、アトレティコファンの憎悪を浴びたのは昨季まで所属していたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだ。

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 試合は序盤から本拠地のアトレティコが押し気味に試合を進める展開。バルサは守護神のドイツ代表GKマルク・テア=シュテーゲンの好セーブでしのぐ場面も多く、後半に入ると互いにゴールチャンスが少ない、膠着した展開となった。そのなかで試合を決定づけたのはやはりメッシだった。後半41分、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとのコンビネーションからゴール前に入り込むと、左足ダイレクトでゴールに流し込み、大きすぎる先制点をゲットした。

 勝負強さを見せたバルサ。ただしそのなかで針のムシロに立たされたのが先発したグリーズマンだった。昨季限りでアトレティコを去る選択をしたフランス人アタッカーは、退団がしこりを残すものでファンからは不満の声が挙がっていたが、この日の試合でそれが爆発した。

 スペイン紙「マルカ」は公式ツイッターで試合前のバルサの選手紹介で、グリーズマンの名前が読み上げられると耳をつんざくようなブーイングが飛んだ動画を紹介。そして記事によるとキックオフ後、最初のボールタッチの瞬間が来ても大ブーイングに加えて、「グリーズマン、死んでしまえ」という野次まで飛んだと伝えている。

 スタンドには「お前は名をあげたいと思っているが、男になることを忘れている」という横断幕が出るなど、アトレティコファンの恨みは根深い。グリーズマンは肝心の試合でも見せ場は少なかった。逆風が吹きすさんだ90分間を過ごしたグリーズマン。結果を残すことで黙らせていくしかなさそうだ。

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