中村俊輔、マンU戦の“伝説FK弾”を英回顧 「間違いなく史上最高のフリーキッカー」

中村俊輔、CLマンU戦の“伝説FK弾”に再脚光【写真:Getty Images】
中村俊輔、CLマンU戦の“伝説FK弾”に再脚光【写真:Getty Images】

13年前にCLで決めた直接FK弾 「史上最も凶暴に」ファーガソン監督を怒らせた

 13年前の2006年11月21日、当時スコットランド1部セルティックに所属していた元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッド相手に直接フリーキック弾を決めた。日本人のサッカーファンにとっては忘れられない日となっているが、それは英国も同様のようで、多くのメディアが13年前の衝撃を懐古している。

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 2006-07シーズンのCLグループステージ第5節でセルティックは、ユナイテッドをホームに迎えて対戦した。そして、スコアレスのまま試合終盤となった後半36分に中村俊輔の直接FKが炸裂。ゴールまで30メートルほどの距離から放たれたボールは鋭く曲がりながら壁の上を越えて、当時は世界一のGKの1人と称されていた元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サルの手も届かないゴール右上のコースに吸い込まれていった。これが勝ち越し点となり、中村俊輔はセルティックの伝説となった。

 英衛星放送「BTスポーツ」公式ツイッターは、中村俊輔の美しいFKを「セルティックパークでのユナイテッド戦で中村俊輔はヨーロッパで最高の夜を手にした」とひと言を添え紹介。また、英メディア「スポーツ・バイブル」は、「この日本人MFは間違いなく史上最高のフリーキッカーの1人で、魔法のステッキのような左足から数多くのセットプレーを決めてきた」と称賛する記事で素晴らしい直接FK弾を振り返った。

 さらに、地元スコットランド紙「デイリー・レコード」は、「中村俊輔が生み出したセルティックにとって象徴的となった瞬間は、史上最も凶暴にファギーのドライヤー化をスパークさせた」と見出しを立て、当時ユナイテッドを率いていたアレックス・ファーガソン監督が史上最高の怒りを見せた様子を伝えている。

 CL公式ツイッターは、「今日は何が起こった日か」ということをテーマに中村俊輔のFK動画を公開。投稿には海外ファンから、「なんてゴールだ」「スーパーショット」「世界最高のFK」「素晴らしい精度とパワーのFK」「ゲームでよく彼を使うよ」「彼は私のヒーローだ」と称賛のコメントがとめどなく投稿されている。

 素晴らしいものは何度も見ても飽きないというのは世界共通の出来事のようだ。

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