元伊代表の“問題児”FW、インテルのリーグ優勝を大胆予想 本命に挙げた最大の理由は?
かつてローマやレアルで活躍したカッサーノ氏、インテルを率いるコンテ監督を称賛
イタリアサッカー界で“問題児”として知られた元同国代表FWアントニオ・カッサーノ氏が、イタリア紙「ラ・レプブリカ」のインタビューに応じ、インテルのリーグ優勝を予言している。その根拠には、アントニオ・コンテ監督のサッカーを挙げた。
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カッサーノ氏はローマやレアル・マドリードなどの名門でプレーし、イタリア代表でもプレーした。しかし、その裏では女性問題や監督への敵対的な行動、爆弾発言などピッチ外の話題も非常に多く、“問題児”として認識されてきた。
しかし、現役を引退してコメンテーターとなっている現在では、相手に関係なく浴びせる歯に衣を着せぬはっきりとした言動や、自身の現役時代をさながら「しくじり先生」のごとく教訓にして語る姿が多くの共感を呼んでいる。古巣でもあるインテルについて、昨季のシーズン中に主将をはく奪されたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの妻であり代理人のワンダ・ナラ氏に対し、生放送で共演した際に「お前のせいだ」と面と向かって痛罵したことも話題になった。
そのカッサーノ氏は、今季のリーグ優勝について問われると、本命をインテルに挙げた。
「コンテがユベントスを率いた最初の年のことをよく覚えている。あの時、オレはミランにいてユベントスに敗れ、優勝を持っていかれた。もしユベントスがシーズンのなかでポイントを落とすようなら、インテルはすぐさまそこに打撃を与えるだろう。コンテには力強さがある」
コンテ監督はカッサーノの言葉の通り、8連覇中を続けるユベントスで最初の3連覇を達成し、黄金時代の基礎を作った。そのサッカーと現在のインテルに重なるものがあると見ているようだ。現役時代の経験から、“コンテ・インテル”の黄金時代がスタートする可能性を感じているカッサーノ氏の予言は的中するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)