伊紙がミラン本田を酷評 マンC戦で「ホンダは砂漠で迷子」

右ウイング本田にまたも低評価

「3トップは前半、奇妙なほど、存在が感じられなかった。フワフワとしていた。本田は目的もなく、砂漠にさまよっているようだった。ニアンはイギリス人の中盤の間で消え、エルシャラウィだけはいつものように唯一何かを起こそうとしていた」

 本田は前半、運動量豊富に中央に進出したがパスを呼び込めず。フリーの局面でも、体勢がより困難なエルシャラウィにパスが集まるなど、あまりプレーに関与できていなかった。昨年、クラレンス•セードルフ前監督は、本田を4-2-3-1システムの右MFで重用した。だが、本田は深刻なプレースピードの欠如と、局面打開力不足を露呈し、結果を残せなかった。昨年結論が出ていたはずの「右ウイング本田」に対し、チーム内の信頼度の低さが影響してしまったのだろうか。チャンスを演出できない背番号「10」は「砂漠で迷子」と手厳しい評価を受けてしまった。

 ブラジルワールドカップでの1次リーグ敗退に続く酷評を浴び、本格的な幕を開けた2014−15シーズンのミラン本田。日本の司令塔に、いまの低評価を覆すようなパフォーマンスを期待したい。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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