ヒディング新監督の隣でサンダーランド戦を視察

　こう語ったヒディング氏は19日のスタンフォードブリッジで行われたサンダーランド戦でドログバとともにスタンドで観戦した。ドログバは2004年から2012年までチェルシーで活躍。09年にヒディンク氏がシーズン途中に監督就任時にもレギュラーでプレーした。UEFAチャンピオンズリーグ制覇を置き土産に一度チームを離れたが、14年には再びチームに復帰した。すでに36歳と大ベテランとなっていたドログバだが、貴重なバックアッパーとして昨季のプレミアリーグとリーグカップ制覇の二冠達成に大きく貢献した。シーズン終了後にはカナダに渡っていた。ヒディンク監督の要望が叶えば、2度目の復帰となる。解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督はロッカールームでの選手の求心力を失っていたと地元メディアはレポートしている。英雄の入閣が実現すれば、不破があったとされる選手とコーチ陣の間に太いパイプができることになる。

　モントリオール・インパクトはドログバのチェルシー復帰を単なるうわさと否定していた。強豪再建を図るチェルシーに英雄の帰還は実現するのだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images