メッシが自身の“お気に入りのゴール”選出 「魅力的以上に重要」と語る一撃とは?
09年CL決勝でマンUの名手ファン・デルサルから優勝を決定づけるゴールを頭でマーク
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、クラブ通算600得点以上を誇るなど、キャリアで数えきれないほどネットを揺らしてきた。そのなかで、本人は「お気に入りのゴール」として、2009年のUEFAチャンピオンズリーグで決めた“ヘディング弾”を選出している。スペイン紙「AS」などが、アルゼンチンのテレビ局「TyCスポーツ」でのインタビュー内容を引用して伝えている。
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3年連続でリーガ・エスパニョーラの得点王(ピチーチ賞)に輝くなど、バルセロナの絶対的エースとしてゴールを量産してきたメッシ。絶妙なタッチとステップのドリブルからの左足弾、直接FK弾が十八番だが、本人のお気に入りは意外にも、左足ではなく「頭」で決めたものだった。
クラブ史上初の三冠を達成した2008-09シーズン、ローマのスタディオ・オリンピコで行われたCL決勝のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)戦で、メッシは後半25分に勝利を決定づける2点目をマーク。元スペイン代表MFシャビ(現アル・サッド監督)のクロスに合わせて裏のスペースへ抜け出し、名GKエドウィン・ファン・デル・サルからヘディングでゴールを奪った。
メッシは「僕のお気に入りのゴールは、魅力的という以上に重要なんだ。チャンピオンズリーグ決勝で三冠達成を手助けした」と語り、ゴールについての哲学を語っている。
「ずっとゴール前にいるわけじゃないよ。後ろから飛び出してくるのが好きなんだ。ボールに触りながら、創造性を発揮しながらゴール前に到達して、最後はゴールを決めるのが好きだね。
自分を制御して、その機会を見出すことを学んできた。あえてゲームの流れに入らない、参加しないこともある。よりスムーズに関与できるタイミングを待つんだ。僕は成長とともに、ゲームの流れを読むことができるようになってきた。どのタイミングならより効果的に、決定的になれるか。少しずつ、時間をかけて身に着けてきたことだよ」
天才メッシも試行錯誤をしながら、今のレベルに到達したことを強調していた。