浦和の大槻監督、懸案のGK起用法で胸中吐露 「周作がイエローを貰った瞬間から考えている」

浦和レッズの大槻監督【写真:轡田哲朗】
浦和レッズの大槻監督【写真:轡田哲朗】

ACL決勝第1戦で西川が出場停止、控えの福島を公式戦で起用して準備を進めるか

 浦和レッズの大槻毅監督は、27日のトレーニング後に記者会見を行い、ここから過密日程となる4連戦のなかで懸案事項の一つとなったGKの起用法について「(西川)周作がイエローを貰った瞬間から考えている」と胸中を話した。

 浦和は23日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦で、広州恒大(中国)とのアウェーゲームを消化。2戦トータルでの突破を決めたことで、J1の第30節から第32節までの日程が大幅に変更となった。それにより、29日にサンフレッチェ広島戦、11月1日に鹿島アントラーズ戦、5日に川崎フロンターレ戦と3連戦を行い、そのままサウジアラビア入りしてACL決勝第1戦のアル・ヒラル戦を現地時間9日に戦う。

 こうした日程について大槻監督は「ファイナルに進めばこの日程になるのは決まっていたこと。それに対応するだけだと思っている。ピッチでパフォーマンスを出せる選手が試合に出れば良い」と、弱音を吐くこともなく受け入れている。

 そのなかで、広州への遠征で一つ誤算となったのが、GK西川周作が決勝トーナメント累積2枚目の警告を提示されて、アル・ヒラルとの初戦が出場停止になったことだ。2年前の決勝と同カードとなった経験を踏まえれば、アル・ヒラルのホームスタジアムは完全アウェーの空気に包まれることが確実。その中で、公式戦で継続的にベンチ入りしているGK福島春樹は今季、7月3日の天皇杯2回戦、流通経済大学戦しか出場していない。

 一方で、J1では昇格プレーオフ圏内の16位と勝ち点4差しかなく、前述の通り上位との対決が続く。勝ち点にも対戦カードにも余裕がない現状で、福島を公式戦のピッチに一度立たせておくかという判断が迫られている。

 大槻監督はそれについて「(西川)周作がイエローを貰った瞬間から考えている。まだ決めてはいないですが、準備は必要だと思っている。その準備にもトレーニングや試合など色々なものがある。ただ、まずは目の前の試合にしっかりやること。広島を上回ることに重きを置きたい」と、そのプランは決定していないことを明かした。

 また、当の西川は「(起用法は)最終的に監督が決めること。それに従うし、勝利のために自分に何ができるか。どんな役割でも、チームのために何でもしていきたい」と話した。

 中3日や中2日が続く連戦だけに、全体のメンバー決定についても「選手にはある1週間の間にすごく良い部分が出てくることがある。それを見逃したくないし、前日の練習までしっかり見ていく。ギリギリまで見極めていきたい」と話し、事前に試合毎の起用法は固めていないことを示唆した。

 アジア王者まであと一歩のACLと、予断を許さない残留争いという相反するプレッシャーと戦う浦和は、GKの起用法も含めてその試合、その試合での的確な判断と見極めが求められている。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


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