フランクフルト鎌田、圧巻2アシストを独メディア称賛 「特別なキック精度」「不可欠」
セットプレーから全2得点を演出し、ELスタンダール戦に2-1勝利
フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は現地時間24日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節スタンダール・リエージュ戦に先発出場し、2-1の勝利に貢献した。セットプレーから2アシストを記録する活躍に、現地メディアも「特別なキック精度」と称賛している。
鎌田は昨季、フランクフルトからベルギー1部シント=トロイデンに期限付き移籍。公式戦36試合16得点の成績を残し、フランクフルトに復帰を果たした今季は、開幕からレギュラーとしてプレーしてきた。
ELでのフランクフルトは第2節まで1勝1敗の成績。同じく1勝1敗のスタンダールと対戦する第3節は、グループの行方を占う一戦となったなか、鎌田が正確なキックで輝きを放つ。
前半29分、フランクフルトは敵陣左サイドの深い位置でFKを獲得すると、キッカーは鎌田。ファーサイドにGKが触れられない軌道のボールを供給すると、DFダビド・アブラハムが右足で押し込み、先制ゴールを挙げた。さらに後半28分、今度は右CKをオーストリア代表DFマルティン・ヒンターエッガーに合わせて2点目も演出。その後に1点を返されたものの、逃げ切ったフランクフルトは2-1の勝利を収めている。
ドイツ放送局「Hessenschau」は「鎌田の落ち着きとDFのゴールがフランクフルトの光明に」と見出しを打ち、スタンダール戦の勝利を報道。2アシストとまさに勝利の立役者となった鎌田について、次のように言及している。
「2-1の勝利はハードワークの賜物だ。しかし、勝利のためには鎌田の特別なキック精度と2人のDFの嗅覚が不可欠だった。期待以上の輝きだったと言っていい」
今回の勝利によって、フランクフルトはグループFでアーセナルに次ぐ2位の座を確保。決勝トーナメント進出に向けて大きな勝ち点3を積み上げ、その中心を担った鎌田への評価も上昇しているようだ。