アーセナルFWが値千金の直接FK弾2連発 名手ファン・ペルシー称賛「今日は彼の日」

アーセナルFWペペ【写真:Getty Images】
アーセナルFWペペ【写真:Getty Images】

ELギマランエス戦、劣勢のなかでチームを勝利に導く直接FK弾を炸裂

 アーセナルは現地時間24日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)の第3節でギマランエス(ポルトガル)と対戦し、終了間際の決勝点で3-2の勝利を収めた。この試合で直接FKから2ゴールを挙げてヒーローになったコートジボワール代表FWニコラ・ペペを、クラブOBの元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーが称賛している。

 アーセナルは前半8分に先制を許すなど相手にチャンスを何度も作られる苦しい立ち上がりとなるなか、同32分にMFマルティネッリのヘディングシュートで同点に追いついた。しかし、そのわずか4分後に自陣で簡単にボールを奪われてカウンターを被弾。FWブルーノ・ドワーティにフィニッシュを決められ、勝ち越された。

 後半に入ってもチャンスをものにできない時間が続いたが、そうした悪い流れを断ち切ったのが途中出場のペペだった。まずは後半35分、ゴール右斜め45度の位置で得た直接FKから、シュートをファーサイドの左隅に蹴り込んだ。鮮やかな一撃を決めたペペはさらに後半アディショナルタイムにもゴール正面からの直接FKで、強烈な一撃をゴール左隅に決めてみせたのだ。これでアーセナルは逆転に成功。3-2で競り勝ち、EL3連勝を飾った。

 英衛星放送「BTスポーツ」で解説を務めていた元アーセナルのファン・ペルシー氏は、「彼が活発で幸せになったところを見ることができた。彼はあらゆる多くのスキルを披露した。それは彼にとって素晴らしいことだ。決勝点を決めたこともまた素晴らしい」とペペの活躍を称えた。

 今夏、ペペはアーセナルが移籍金7200万ポンド(約100億円)を投じた目玉補強の1人だったが、ここまではインパクトを残せていなかった。それだけにチームを敗戦から救う2ゴールが覚醒のきっかけになるとファン・ペルシー氏も語っている。

「選手につけられたプライスタグは問題ではない。7200万ポンドだろうが500万ポンドだろうが、必要なのはすべての人、アーセナルファンやここにいる私に証明する瞬間だ。今日は彼の日だ。この瞬間を待っていた。長い間待っていて、ついに我々は彼の才能を目の当たりにすることができた。彼の速さや、スキルフルな一面を見ることができた。これから、この数カ月とは違うペペを見ることができると確信しているよ」

 抜群のスピードとテクニックを持つペペ。クラブのレジェンドであるファン・ペルシー氏もその才能の豊かさに太鼓判を押すだけに、今後のブレイクに期待だ。

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