広州恒大カンナバーロ監督、浦和“発奮”のコメント否定 「サッカーを知っていれば…」

広州恒大のカンナバーロ監督【写真:Getty Images】
広州恒大のカンナバーロ監督【写真:Getty Images】

浦和に敗れたACL準決勝後、自身の発言について問われて回答

 広州恒大(中国)のファビオ・カンナバーロ監督は、23日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2戦で浦和レッズに0-1で敗れた後の記者会見で、「私はそのような発言をしていない」と、浦和FW興梠慎三が発奮したというコメントを否定した。

 広州は鹿島アントラーズを8強で下して準決勝に進出したが、試合後の記者会見で興梠が「その時にカンナバーロ監督が『鹿島に勝って、これで優勝できる』と発言しているというニュースを見た。選手全員、それを見て火がついたと思う」と話していた。

 その発言について問われたカンナバーロ監督は、心外だという表情を見せてこう語った。

「私はそのような発言をしていない。私はサッカーに関わって1日や2日という人物ではない。サッカーを知っていれば、そのような発言はできるものではない」

 鹿島戦は第2戦が日本で行われた試合だった。記者会見ではカンナバーロ監督がイタリア語で話し、それを中国語に通訳、その中国語を日本語に通訳し、それにプラスして英語の通訳も入るという多言語化されたものになっている。もしかしたら、その通訳の過程でカンナバーロ監督の意図しない方向に発言が変化してしまったのかもしれない。

 実際に、浦和の記者会見では興梠に中国の記者から「どこでそのニュースを見たのか」という質問も飛んでいた。

 カンナバーロ監督は「我々は全力を尽くした。それでもなお勝てないことがあるのがサッカーだ」と、敗戦を受け入れている様子だった。鹿島戦後の発言の真意、あるいは有無は不明だが、準決勝への進出を決めた喜びの感情が乗った言葉が、結果的に浦和の選手たちに火をつけるニュアンスとして伝わってしまったのかもしれない。

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