ポルトガルが生んだ“アウトサイドの魔術師”の妙技に再脚光 「相手を激怒させた」
ELポルト対レンジャーズを前に、過去の同カードからクアレスマの華麗な美技を回想
日本代表MF中島翔哉が所属するポルトガル1部ポルトは、現地時間24日にUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節で強豪レンジャーズ(スコットランド)と対戦する。英メディア「Dugout」は過去の同カードから、“アウトサイドの魔術師”が見せた華麗な足技にスポットライトを当て、「相手を激怒させたスキル」と紹介している。
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ポルトは24日にELグループステージ第3節で元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード監督率いるレンジャーズをホームに迎え撃つが、両チームは過去にも欧州の舞台で対戦している。
英メディア「Dugout」が振り返ったのは、2005-06シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節(1-1)におけるポルトガル代表MFリカルド・クアレスマ(現カスムパシャSK)のプレーだ。
若き日のクアレスマは左サイドからドリブルを仕掛けると、高速シザースから対峙した相手が足を出した瞬間に逆方向に切り返して置き去りに。さらに、別のシーンでは軽快なステップとともに軸足のかかとにボールを当ててマークを外し、ゴールライン際のプレーでは相手を背負いながらバックヒールで股抜き。マーカーもファウルで止めるしかなかった。他にも、シザースフェイントと見せかけてヒールで進行方向にボールを持ち出してマーカー2人の間を割るなど、レンジャーズの選手をキリキリ舞いさせた。
同胞のFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)からも実力を認められ、アウトサイド弾のスペシャリストとしても知られるクアレスマだが、記事では「リカルド・クアレスマのスキルにレンジャーズが激怒」と言及。「2005年11月のレンジャーズ戦でのクアレスマのベストスキル。ポルトガル代表はCLグループステージの試合でトリックとフリックによりレンジャーズの選手を激怒させた」と伝えている。
現在のポルトでは中島が10番を背負う。果たして、日本代表アタッカーからクアレスマに負けないような華麗な美技が飛び出すだろうか。