「スポーツの価値を体現」 柴崎岳、ラグビー人気“急上昇”に「同じアスリートとしてリスペクト」
ラグビーW杯で奮闘する日本代表…同じ代表選手として印象を語る
日本代表MF柴崎岳(デポルティボ)が9日、国内で盛り上がりを見せるラグビー・ワールドカップ(W杯)の印象を語った。日本代表は、10日のカタールW杯アジア2次予選モンゴル戦(埼玉)に向けて冒頭15分を公開した公式練習に臨んだ。柴崎は、列島で人気急上昇しているラグビーについて「スポーツの価値を体現している」と尊敬の念を示した。
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柴崎は、公開部分でMF久保建英(マジョルカ)やMF堂安律(PSV)らとともにボール回しし、約1時間半の練習で汗を流した。モンゴル相手に臨むアジア予選の第2戦。日本代表としては初対戦で“未知”の相手だが、冷静沈着な柴崎は精神的な面から分析した。
「想像するにモチベーションに溢れているんじゃないかなと思います。予選を戦うこともそんなにないでしょうし、日本というアジアのなかではトップレベルのそういった雰囲気のなか、モチベーション高く向かってくるというのは想像に難くない」
森保ジャパンからすれば、“番狂わせ”はお断り。FIFAランク31位の日本としては、同183位の相手に勝利が求められる。劇的な一勝を与えれば、相手を勢いに乗せかねない。今、日本でその勢いを感じるのがラグビーだろう。国内で開催されているW杯で日本代表(世界ランク9位)が同2位のアイルランドを破り、国内でのラグビー人気は急上昇している。柴崎は試合を「見ていない。ニュースは見ている」としながらも、アスリートの立場で盛り上がる大会を歓迎した。
「同じアスリートとして、同じ日本代表ですし、スポーツ界としてもそうですし、盛り上がることをしているな、と。スポーツの価値を体現しているなという風に見ています。非常にいいことだと思いますし、今はサッカーという競技が日本で一番、二番、三番ぐらいに入る人気スポーツかもしれないですけど、ラグビーというスポーツやこれから(人気が)出てくるであろう競技がたくさん取り上げられるのはいいこと。僕はサッカーという競技をしていますけど、同じアスリートとしてリスペクトしています」
今、日本に吹く“勝利の風”。森保ジャパンは縁起のいい“風”に乗っかって、モンゴル相手にその強さを証明するはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)