ベレーザ長谷川&清水×W杯優勝経験者エジミウソン “勝者のメンタリティー”の継承

なでしこジャパンに東京オリンピックでの大きな期待がかかる【写真:高橋学】
なでしこジャパンに東京オリンピックでの大きな期待がかかる【写真:高橋学】

「東京オリンピックに唯と一緒に出て、優勝するのが今の一番の目標」(清水)

――今回の対談でエジミウソンさんも長谷川選手、清水選手のことを少し知れたかと思います。東京オリンピックを控える2人へ、メッセージをお願いします。

エジミウソン「まずはこれからも自分を信じて、この与えられたサッカーの時間で、しっかりと上を追求してください。先程も言いましたが、プレッシャーは自分が目標を達成するためのある意味、車で言うところのガソリンのようなものです。自分のパワーに変えて、目の前に控える素晴らしい大会を人生の一つの通過点と見た時に、悔いのないようにとことん自分のプレーを発揮してください。最大の目標が達成できることを祈っています」

長谷川「エジミウソンさんは、今までお話させて頂いたなかでも一番と言っていいほど、言葉や表現が自分に響きました。あとはロナウジーニョに会うために(笑)、オリンピックで優勝したいです」

清水「一つひとつの言葉に重みがあって、ワールドカップとか世界最高峰の舞台で結果を残していく選手はこれくらいのメンタリティーを持っていないといけないんだなと、今回対談させて頂いて感じました。すごくいい経験になったと思います。東京オリンピックに(長谷川)唯と一緒に出て、優勝するのが今の一番の目標です」

エジミウソン「私もとても有意義な時間を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございます。最後の最後になりますが、2人には目の前に与えられた素晴らしい目標があるので、この(インタビュールームの)扉を開けて外に出た瞬間から、オリンピックの金メダルを常に頭の中にイメージして毎日を過ごしてください」

<Profile>
エジミウソン
1976年7月10日生まれ、ブラジル出身。サンパウロ―リヨン―バルセロナ―ビジャレアル―パルメイラス―サラゴサ―セアラー。現役時代はDF、MFを務め、守備の要としてリヨン3連覇の原動力となった。2002年の日韓ワールドカップではブラジル代表の一員として優勝に貢献。現在は、サッカーアカデミーの普及活動や貧困世帯の子どもや家族への慈善活動に取り組んでいる。

長谷川唯(はせがわ・ゆい)
1997年1月29日生まれ、宮城県出身。日テレ・ベレーザ所属。豊富な運動量と抜群のテクニックを誇るなでしこジャパンの攻撃の核。2014年のU-17女子ワールドカップでは日本の初優勝に貢献し、17年3月のアルガルベカップでA代表デビューを果たした。19年5月10日にベレーザとプロ契約を締結。日本女子代表通算39試合7得点。

清水梨紗(しみず・りさ)
1996年6月15日生まれ、兵庫県出身。日テレ・ベレーザ所属。激しいアップダウンと豊富な運動量でサイドを活性化する万能型サイドバック。世界大会は2012年のU-17女子ワールドカップを経験(ベスト8敗退)。18年2月のアルガルベカップでA代表デビューを果たした。19年5月10日にベレーザとプロ契約を締結。日本女子代表通算28試合0得点。

【試合情報】
開催日:2019年10月20日(日)
カテゴリー:なでしこリーグ1部(第16節)
対戦カード:日テレ・ベレーザ vs INAC神戸レオネッサ
キッオフ時間:15:00
試合会場:味の素フィールド西が丘

イベント情報はこちら
[ftp_del]
https://www.verdy.co.jp/beleza/match/info/191020080/event
[/ftp_del]

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング