アジア王者の広州恒大がバルサへの挑戦権獲得 劇的弾で北中米カリブ王者を撃破
前半は0-0で後半へ
終了間際の劇的な決勝ゴールでアジア王者が準決勝進出を果たした。13日のクラブワールドカップ準々決勝第1試合は、広州恒大(中国)が、クラブ・アメリカ(メキシコ)を相手に先制を許したものの、逆転勝利を収めた。
アジア代表の広州は、今季のACLで鹿島、柏、G大阪といった日本勢を次々に破って優勝し、今大会に出場した。一方のクラブ・アメリカは、CONCACAFチャンピオンズリーグを制した北中米カリブ海代表。両者は準決勝で欧州王者バルセロナに挑戦する権利を懸けての戦いとなった。
元ブラジル代表FWロビーニョなど、前線のブラジル人選手たちに攻撃を託す形の広州と、カウンターで縦に速く攻めるクラブ・アメリカ。ゲームは試合開始から拮抗(きっこう)した。前半28分にはクラブ・アメリカDFパオロ・ゴルツの直接フリーキックがクロスバーをたたく場面もあったが、得点には至らない。前半最後の15分間ほどは、両チームの迫力ある攻撃の応酬で、どちらに先制点が入ってもおかしくない場面が続いた。だが、最後のところでGKや最終ラインが粘りを見せ、スコアレスで試合を折り返した。