マジョルカ久保、マーカー釘付けの股抜きドリブルがリーガ公式「ベストスキル」に認定
アラベス戦で目の前に立ちはだかったFWリオハが足を出してきた瞬間に方向転換
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間9月29日のリーガ・エスパニョーラ第7節アラベス戦で2試合連続フル出場。チームのスタメン出場した選手のなかで最少のボールタッチ数に封じ込められるなか、後半に披露した股抜きがリーガ公式選出の「今節のベストスキル」にノミネートされている。
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右サイドハーフで2戦連続スタメンを飾った久保は、前半からドリブル突破を仕掛けようとアクションを起こしたものの、チャンスを創出できない。試合自体も膠着した展開となり、後半途中までスコアレスで推移。マジョルカが後半31分にアラベスにPKを献上して先制を許すと、後半41分にはカウンターから追加点を奪われて0-2で敗れた。
この日の久保はパスを思うように受けられず、データ分析会社「オプタ」によれば、先発したマジョルカの選手で最もタッチ数が少なく26回。ドリブルは4回(成功率75%)、シュートは1本にとどまった。
しかし、そのうちのドリブル1回がリーガ・エスパニョーラの目に留まった。後半4分、自陣深くでアラベスのスペイン人FWホセルからボールを奪った久保は、右サイドのタッチライン際に向かってドリブルを開始。アラベスのスペイン人FWルイス・リオハが行く手に立ちはだかったが、相手が右足を出してきた瞬間に左足アウトサイドで小さく外に持ち出して股を抜くと、そのまま一気に加速して駆け上がり、前線にスルーパスを試みた。
リーガ公式ツイッター英語版は、「これらが第7節のベストスキルたち」と題して動画を公開。久保に“魅了された”とばかりに、目が星の絵文字が添えられた。他にはFWジョアン・フェリックス(アトレチコ・マドリード)やFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)、約50メートルのロングアシストを決めたGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)など計7人の技がノミネートされている。
リーガ1年目の18歳ながら、久保のテクニックには目の肥えたスペインの人々、メディアから見ても一目置くに値すると見られているようだ。