マジョルカ久保、徹底マークによる「悪質タックル」被害の瞬間にスペインメディア注目
アラベスMFワカソに強烈なタックルを受けて転倒、2戦連続スタメンも沈黙
スペイン1部マジョルカは、現地時間29日のリーガ・エスパニョーラ第7節アラベス戦で0-2と敗れ、3連敗と長いトンネルに入りつつある。日本代表MF久保建英も徹底マークを受け、先発出場した選手のなかではチーム最少のアクション数にとどまった。特に前半27分に受けたプレーに対しては、現地メディアも「悪質タックル」と相手の警戒ぶりを伝えている。
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右サイドハーフで2戦連続スタメンを飾った久保は、前半からドリブル突破を仕掛けようとアクションを起こしたものの、チャンスを創出できない。試合自体も膠着した展開となり、後半途中までスコアレスで推移。マジョルカが後半31分にアラベスにPKを献上して先制を許すと、後半41分にはカウンターから追加点を奪われて0-2で敗れた。
データ分析会社「InStat」によると、この日の久保はパスを思うように受けられなかったが、先発したマジョルカの選手で最もアクション数が少ない35回。パスはわずか13回、成功率も38%(成功5回)と本来のプレー精度からは程遠かった。徹底マークを象徴したのが前半27分のシーンだ。右サイドでボールを持つとアラベスのガーナ代表MFムバラク・ワカソに強烈なタックルを食らい、ピッチに打ち付けられた。スペインメディア「COPE」はテキスト速報で、「久保に対する悪質タックルでワカソがイエローカード」と伝えている。
厳しいマークは、実力を認められ“要警戒”と判断されている証とも言えるが、降格圏に低迷するマジョルカにおいては今後も相手の徹底マークが予想される。久保はこの課題を乗り越え、ひと回り成長することができるだろうか。
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