欧州CL決勝T進出を逃したファン・ハールの驚きの開き直り 「ユナイテッドの常勝時代は過去の話」
460億円補強もプレミア勢の資金力を警戒
プレミア勢唯一の敗退も「すべてのチームが予選突破は簡単ではない」
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終戦ヴォルフスブルク戦での逆転負けによるCL敗退を受け、メディアやファンから批判が集中していた。しかし、指揮官は赤い悪魔が絶対王者として君臨できたのは「過去の話」と開き直りを見せている。英地元紙「ガーディアン」が報じた。
ユナイテッドは8日に行なわれたCL1次リーグの最終節でヴォルフスブルク戦に2−3で敗れ、グループBで3位に転落。2年連続で大型補強を行ってタレントを集めたが、欧州最高峰の舞台での結果には結びつかなかった。
指揮官はCL敗退について自身も落胆していることを認めていたが、ライバルクラブは急激に力を付けている。
オランダ人指揮官は「彼ら(ファン)は、マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブは常に勝たなければいけないと言う。それはすでに過去のこと。現在について分析する必要がある」と語っている。勝利やタイトルを求められることは重々承知しているが、現時点で圧倒的な力を示すのは困難と主張。20度のプレミアリーグ優勝経験や3度のCL制覇を経験したユナイテッドだが、その栄光は過去の話だと完全に開き直っている。
「今や多くのクラブがお金を持っている。しっかりとした組織も持っていて、十分にタイトルを獲得できる力がある。来年にはプレミアリーグの全クラブが欧州でも最大級の予算を手にすることになる。これはさらなる大きな変化を生むだろう。全クラブが選手を買うことができる」
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