苦戦の名門ミラン、早くも“監督解任論”が浮上 イタリア紙が3人の“後任候補”を名指し
ジャンパオロ監督に向かい風、3人の新監督候補をリストアップ
イタリア・セリエAの名門ACミランに、早くも指揮官の解任論が噴出しているなか、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は後任候補の名前を挙げている。
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ミランはリーグ開幕戦でウディネーゼに敗戦。その後に2連勝をしたものの、第4節ではインテルとの“ミラノダービー”で0-2の完敗。さらに26日にはトリノにも敗れた。この結果、5試合を終了して3敗目を喫する序盤になった。
そのような状況で、今季から就任したマルコ・ジャンパオロ監督に解任論が浮上。これまでサンプドリアなどで監督を務め、国内では“戦術家”として知られる指揮官だが、インテルとユベントスを含む“北の3強”や、ローマやラツィオを含む名門と呼ばれるクラブで指揮を執るのは初めてだ。
コリエレ紙は昨季までインテルの監督を務めたルチアーノ・スパレッティ氏、レスター・シティをプレミアリーグ優勝に導いた実績を持ち、途中就任での立て直しに定評のあるクラウディオ・ラニエリ氏、そして昨季までミランの監督だったジェンナーロ・ガットゥーゾ氏の復帰という、驚きのプランを含む3人の名前が浮上していると報じている。
ミランは今季、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はおろかUEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場も逃し、国内専念のシーズンになっている。そのうえ、アントニオ・コンテ新監督の招聘で5連勝して首位に立つ同じミラノのライバル、インテルとの差も序盤でくっきりと表れた。
迷走が続くミランは、序盤から指揮官交代の危機に立たされている。OBの元クロアチア代表ズボニミール・ボバン氏もフロント入りして再建を目指しているミランだが、その道のりはまだまだ険しい模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)