久保建英、新興国ベトナムでも人気 現地の子供たちの“好きな選手”登場に恩師も驚き
恩師の木場克己氏がベトナムで指導イベントを開催 現地では久保の認知度が上昇中
サッカー日本代表MF久保建英(マジョルカ)やDF長友佑都(ガラタサライ)らトッププレーヤーを長年指導するプロトレーナー、木場克己氏が21日にベトナム・ホーチミン市内で独自メソッド「KOBA式体幹・バランストレーニング」の指導イベントを開催した。現地の小学生ら200人にトレーニング指導した名伯楽は、愛弟子の意外な人気ぶりに驚きを見せていた。
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日本のトッププレーヤーが師事する木場氏は、東南アジアで初の指導イベントを開催。初回はベトナムで最大級のサッカースクール「Amitie Sports Club」と提携し、21日にホーチミン7区のサッカー場で現地の小学生ら200人にトレーニングを指導した。
覚えたてのベトナム語を交えながら、指導にあたった木場氏。「体幹トレーニング」という概念の存在しないベトナムの子供たちも、1時間のクラスですっかり引き込まれた様子だった。笑顔溢れる交流の場面で、「将来はどんなサッカー選手になりたい?」という質問をすると、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドという世界的二大巨頭、そして現地で大人気のベトナム代表の名前が挙がるなか、“愛弟子”の名前も登場した。
「好きな選手はメッシ。あとはタケフサ・クボ!」と笑顔で話したのは、8歳のフィ・エンくんだった。現地時間22日のリーガ第5節ヘタフェ戦(2-4)で途中出場し、後半25分にピンポイントクロスで移籍後初アシストを記録した久保は、小学5年生の頃から木場氏に師事。今夏のスペイン移籍までは木場氏の運営する都内のジムで、ストイックに鍛え上げた経緯もある。「クボも続けていたトレーニングを僕も続けたい」とフィ君は意識を高めていた。
木場氏は「タケフサのこと知っているんだ!」と驚いていた。今回のイベントに参加した日本人小学生の原田泰地くんも、「憧れているのは久保選手」と即答。スペインで進化を続けるメイド・イン・ジャパンの若武者は、遠く離れたベトナムの地でも知名度を高めている様子だった。