PSGネイマール、126日ぶり復帰戦の決勝オーバーヘッド弾に称賛 「これこそ天才」

パリ・サンジェルマンFWネイマール【写真:AP】
パリ・サンジェルマンFWネイマール【写真:AP】

ストラスブール戦の後半アディショナルタイムに圧巻の一撃でネットを揺らす

 今夏の移籍市場でバルセロナ復帰が失敗に終わった形のブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)が、まさに意地の一撃と言えるスーパーゴールを叩き込んだ。現地時間14日に行われたリーグ・アン第5節ストラスブール戦の後半アディショナルタイムに鮮やかなオーバーヘッド弾を叩き込み、1-0の勝利に大きく貢献した。

 ネイマールは8月末の移籍市場リミットに向けてバルサ復帰を画策したものの、PSG側の要求にバルサが首を縦を振らず。結局PSGに残留することになったものの、開幕時にサポーターからは抗議の横断幕が出るなど、逆境にあった。

 そんな126日ぶりとなるPSGのユニフォームを着ての一戦、PSGはストラスブールの堅守に試合終盤まで苦しむ試合展開となる。しかし、その状況を打開したのはネイマールだった。後半アディショナルタイム2分過ぎ、左サイドのフランス人DFアブドゥ・ディアロがクロスを上げると、ボールはゴールから見てマイナス気味の軌道を描いたものの、ネイマールはワンステップを踏むと身体を空中に投げ出した。

 これしかないというタイミングでの右足オーバーヘッドで描いたボールの軌道は、相手GKもただただ見送るしかない形でゴール左隅へと突き刺さる決勝弾となった。

 このゴールに驚きを隠せないのはスペイン紙「マルカ」だ。公式ツイッターでは動画付きでスーパーゴールの要素を紹介すると、瞬く間に拡散している。また同紙の速報記事ではこのようにも記されている。

「これこそ天才の持つもの。ヒーローが登場し、許しを請うた者が勝利した」

 婦女暴行疑惑に始まり、移籍騒動で逆風のさなかにあるネイマール。しかし、自らの実力はいまだワールドクラスであることを証明する一撃になったことは間違いない。

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