マジョルカ久保、巧妙ドリブルからのPK奪取に現地称賛 「ティキ・タケ」「催眠術」

マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカMF久保建英【写真:Getty Images】

後半35分、巧みなドリブルで相手DFユーリのファウルを誘発してPKを獲得

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間13日のリーガ第4節アスレティック・ビルバオ戦に途中出場。国際Aマッチウィークの強行軍のなか、PK奪取のプレーを披露した。キッカーのシュートミスでゴールこそならず、試合は0-0の引き分けに終わったが、スペインメディアは「ティキ・タケ」「催眠術をかけた」と報じている。

 日本代表の一員として5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)、10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選ミャンマー戦(2-0)に出場した久保。11日にチームに再合流したが、代表活動参加でチームメートとの練習はほとんどできず、強行軍の疲労も懸念されるなか、ビルバオ戦はメンバー入りしてベンチスタートとなった。

 出番が回ってきたのは0-0で迎えた後半18分。右サイドハーフに入ると同35分に魅せる。ペナルティーエリア手前右でボールを受け、細かいタッチでドリブル突破。フェイントから縦に持ち出し、相手DFユーリのファウルを誘発してPKを獲得した。キッカーのスペイン人FWアブドン・プラツがPKを枠外に外し、決勝ゴールとはならなかったが、疲労を感じさせないプレーを見せた日本代表MFにはスペインメディアも着目した。

 スペイン紙「マルカ」は、「パルマで“ティキ・タケ”をプレー」と“ティキ・タカ”と久保の名前をかけて見出しを展開。「久保の最初のトリック。リーガ2度目のパフォーマンスで称賛を手にした。自転車に乗ったかのように、急な方向転換でユーリを破壊。(ユーリは)魔術師タケに催眠術をかけられ、ペナルティーを与えてしまった」とPK奪取のプレーを称えている。

 勝利にこそ導けなかったものの、久保が自身のプレーでマジョルカファンの心をつかみつつあるのは間違いないだろう。

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