08年ナビスコ優勝の大分がクラブ史上初のJ3降格 入れ替え戦で町田に敗れる
下克上成功の町田は4シーズンぶりとなるJ2復帰!
今季J3で2位の町田が悲願の4シーズンぶりとなるJ2復帰を決めた。6日のJ2・J3入れ替え戦の第2戦目は町田がJ2・21位の大分戦で1-0で勝利。下克上に成功し、入れ替え戦2連勝でJ2昇格を勝ち取った。13年シーズンをJ1で戦っていた大分が、わずか2年でJ3の舞台まで転落した。J1を経験したクラブのJ3降格は初。ナビスコ杯などタイトルホルダーのJ3行きも史上初となった。
11月29日の第1戦は、ホームの町田が2-1で勝利していた。大分は少なくとも勝利が必要だが、初戦でDF若狭大志とDF鈴木義宜の2人が退場処分になり、この第2戦が出場停止となっていた。苦しい台所事情でのスタートとなった。
最初の決定機は大分に訪れた。前半9分、FWエヴァンドロが右サイドから上げた左足クロスに、元日本代表FW高松大樹がフリーで合わせてヘディングシュート。しかし、これは町田GK高原寿康の正面を突いた。
その後は、両チームともシュートまで持ち込めない試合展開が続いた。大分はロングボールを多用して攻め、町田はパスをつなぐプレーをメインに組み立てたが、局面で球際の守備が厳しく、どちらも簡単にゴール前までボールを運べない。ファウルの笛でゲームが止まる回数も多く、激しい試合になった。
徐々に大分のロングボール戦略が町田を自陣に押し込み始めた前半34分、町田MF森村昂太がペナルティーエリア内の右サイドで大分DF安川有を倒してPKを与えてしまった。