「W杯への道は厳しく険しい」 森保監督、敵地ミャンマー戦に2-0勝利も課題に言及

日本代表の森保監督【写真:高橋学】
日本代表の森保監督【写真:高橋学】

後半の久保投入は「もう1点を取るために…」

 森保一監督率いる日本代表は10日、敵地でカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選初戦のミャンマー戦に臨み、MF中島翔哉(ポルト)とMF南野拓実(ザルツブルク)のゴールにより、2-0で勝利を収めた。

 5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)と全く同じスタメン11人で試合に臨んだ日本は、前半16分に中島のミドルシュートで試合の均衡を破った。その10分後にはMF堂安律(PSV)のクロスから、南野が頭で押し込んでリードを広げた。

 後半はMF伊東純也(ヘンク)やFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)、MF久保建英(マジョルカ)など攻撃的な交代カードを切ったものの、追加点は奪えなかった。それでもきっちり無失点で勝利を収め、カタールW杯に向けた予選の初陣を飾った。なお、久保は18歳98日での出場となり、風間八宏氏(現・名古屋グランパス監督)の持っていたW杯予選最年少出場記録(19歳67日)を39年ぶりに更新した。森保監督は「もう1点を取るために送り出しました」と、試合後に投入の意図を語った。

 そして、森保監督は試合全体について「準備の段階から簡単ではなかったが、選手たちがまずは難しい初戦を無失点で勝ってくれて良かった」ときっちり勝ちきったチームを評価。その一方で、「追加点を取ってゲームを終わらせることもできた。それは次への課題としてやりたい」と、浮かび上がってきた課題についても言及した。

 W杯予選はまだ始まったばかり。指揮官は「W杯への道は厳しく険しいと思う。これまでどおり、一戦一戦に全力を尽くして最善の準備をしていきたい」と、今後に向けてさらに気持ちを引き締めていた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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