カタールへの道で遠藤航を奮い立たせる「悔しさ」とは? 「今回はまた違う」
悔しさが残ったロシア カタールでは中心選手として…
日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)が7日、ワールドカップ(W杯)予選に向けて意気込みを語った。日本代表は10日のカタールW杯アジア2次予選初戦となるミャンマー戦(ヤンゴン)に向けて現地で練習をスタート。前回のロシアW杯で本大会のメンバー入りを果たしながらも出番なしに終わった遠藤は、カタールW杯にかける強い思いを明かした。
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新たなW杯に向けて挑戦が始まる森保ジャパンは7日から練習を再開。5日の国際親善試合パラグアイ戦(2-0)はFW大迫勇也(ブレーメン)、MF南野拓実(ザルツブルク)のゴールで快勝し、ミャンマー入りした。練習環境は劣悪で、ヤンゴン市内に天然芝の練習場がないことから日本サッカー協会関係者が「一応天然芝のスタジアムのピッチに近い」とした、芝ではなく“雑草”が生え、ぬかるんだピッチの練習場に。練習中には約20分間のスコールに見舞われ、選手のユニフォームは泥だらけ。それでも遠藤は強烈なスコールも「想定内。今日(豪雨が)来てくれて良かった。ポジティブに考えていけばいい」と前を向いた。
「ある意味、今日練習をやってどういう感じなのかはある程度イメージできたし、ここで練習するというのも決まっていたこと。そこは適応してピッチのイメージを持ってしっかりやる。まあ上手くいかないのを前提にしてプレーするのは大事なのかなと思います。スタジアムはもうちょっといいと思いますけどね」
遠藤が万全を期して初戦に臨むには理由がある。カタールW杯に懸ける思いの強さは人一倍だ。それもロシアW杯で悔しい思いがあってこそ。本大会メンバーに選出されながら、全4試合に出場できず、ベンチで大会を終えた。
「前のW杯予選は、僕はA代表に入りたてで自分のアピールをする立場だった。(代表に)残り続けるために自分のプレーをするという意識でやっていたけど、今回はまた違って、A代表の選手として尊重してやっていきたい。自分がしっかり試合に出続けて、W杯出場を決めたいという思いが強くなっているし、それは(ロシア)W杯で出ていない悔しさを経験して、プラス海外に環境を置いていろんな思いがあったなかでやっているので。すごく楽しみですし、プレッシャーもありますけど、楽しみながら自分を出してやっていければ」