久保建英に何が足りないのか? ベテラン長友が指摘「良いプレーだけでは評価されない」

MF久保建英、DF長友佑都【写真:高橋学 & Getty Images】
MF久保建英、DF長友佑都【写真:高橋学 & Getty Images】

パラグアイ戦、久保は後半から出場 後半途中まで共闘した長友が絶賛するも…

 日本代表は5日の国際親善試合パラグアイ戦で2-0と勝利した。DF長友佑都(ガラタサライ)は、後半から出場した18歳MF久保建英(マジョルカ)について「才能は凄い」と絶賛している一方、「良いプレーをしているだけでは評価されない」と語り、一つの明確な課題を指摘している。

 10日にカタール・ワールドカップのアジア2次予選初戦ミャンマー戦(ヤンゴン)を控える日本にとって、上々のテストマッチとなった。前半23分に左サイドを崩し、長友のクロスからFW大迫勇也(ブレーメン)が合わせて先制。さらに同30分、MF中島翔哉(ポルト)、DF酒井宏樹(マルセイユ)とつなぎ、最後はMF南野拓実(ザルツブルク)が流し込んでリードを広げた。

 後半から投入された1人が久保だ。6月9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)で代表デビューを飾って注目を集めると、同月のコパ・アメリカ(南米選手権)にも継続招集。随所に光るプレーを見せた若きアタッカーは、今夏にFC東京からスペインの名門レアル・マドリードへ完全移籍して世界的にも注目度を一気に高めた。その後、同国1部マジョルカへの期限付き移籍が決まり、9月1日のリーグ第3節バレンシア戦(0-2)でリーガデビューを果たしている。

 日本サッカー界期待の星と言える久保は、パラグアイ戦で後半の45分間出場。MF堂安律(PSV)が先発した右サイドハーフでプレーした。後半22分にピッチから退いた左サイドバックの長友は逆サイドながら共闘した久保について、「建英は中に入ってくるので、その時に裏に抜ければ、左足で良いボールが来る。そういう場面を増やしたい」と、共鳴の具体的なイメージを膨らませていた。

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