「彼が僕を説得した」 マンUで“不発”のサンチェス、インテル移籍を決めた理由を告白
今夏ルカクの後を追うようにインテルへ期限付き移籍 「優勝するためにここにいる」
チリ代表FWアレクシス・サンチェスは、今夏にマンチェスター・ユナイテッドからインテルへ期限付き移籍した。この移籍を決めた理由について、同じく今夏にユナイテッドからインテルへ完全移籍を果たしたベルギー代表FWロメル・ルカクに説得されたからだと話している。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」が報じた。
サンチェスは2018年1月の移籍マーケットでアーセナルからユナイテッドへ移籍。アーセナルでは166試合80得点を記録するなど、攻撃陣の要としてチームを牽引してきたなか、ユナイテッドでも伝統のエースナンバー「7」を託され、同様の活躍が期待された。しかし、新天地ではなかなかトップフォームを維持できず、1年半の在籍でわずか5得点。週給40万ポンド(約5200万円)というクラブ最高額サラリーに見合うものではないと、多くの非難も浴びてきた。
そして今夏、インテルへの期限付き移籍が決定。2011年までプレーしたウディネーゼ以来となるイタリア復帰となるが、サンチェスは衛星放送「スカイ・イタリア」で移籍を決めた理由についてこのように語ったという。
「ロメルは非常にいい選手だ。私の友人でもあり、毎日会話をする。彼がインテルでハッピーなのは明らかだし、彼は勝ちたいんだ。彼が私にインテルに来るよう説得した」
そして、インテルについては「素晴らしいチーム」だとし、「とても団結していて、これは勝つためには重要なこと。ファンはもう何年も勝つところを見ていないが、だからこそ、勝利にものすごく飢えている」とコメント。「ウディネーゼにいた時、ネラッズーリ(インテルの愛称)は三冠を達成し、当時は私にとってイタリアで最強のチームだった。彼らを相手に戦うのはとても難しかった。セリエAに戻れてすごく嬉しい。優勝するためにここにいる」と力を込めた。
名門の一員として再びイタリアの地を踏みしめたサンチェス。ゴールを量産し、復活のシーズンを過ごすことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)