「右サイドは僕が勝負する場所」 堂安律、久保建英ら“ライバル”の存在も「自分がやるだけ」

一段階成長するために…堂安が今思うこと

「周りから点を取らせてもらうのも必要だと思うので、ごっつぁんのゴールも必要やと思いますし、そういうゴールも自分の長所にしていきたい」

 これまで、アピールを続けるなかで特徴のドリブルやカットインからのシュートを何度も披露してきた。ただ、特に1月のアジアカップでは最終ラインを固めてくる相手に苦戦も強いられた。映像を見返し、反省を重ねたからこそ「ごっつぁんゴール」の必要性を感じるようになった。

「試合を見返せばそういう(自分が自分がとなっている)シーンもあった。そういうシーンも必要だし、そういうプレーもできると思っている」

 新たな武器を手に入れるためには、前線での連係を高めていくこと、流動性を高めていくことが“近道”にもなる。6月の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)では途中出場した久保との共演もあり、共存のイメージは描けている。

「僕が右サイドやりたいといってもトップ下をやれるのも分かっていますし、彼(久保)が右サイド流れたり、(南野)拓実君が右サイド流れたり、という時に僕が中にいけばいいだけ。そういう時に、さっき言ったようにごっつぁんゴールが生まれると思うので、自分のなかで新しいトライをしていきたい」

 W杯予選を控えるなかで必要としている自身の成長。“ライバル”はもちろんいるが、堂安自身と戦うために、21歳MFは次なるステップを目指していく。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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