マジョルカ久保建英、“日本人最年少デビュー”に世界脚光「忘れることはないだろう」
久保がバレンシア戦途中出場、4大リーグ日本人最年少デビューに各国メディア反応
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間1日のリーグ第3節バレンシア戦で後半34分からピッチに立ち、新天地で初出場を飾るとともに、18歳89日で欧州4大リーグにおける日本人最年少デビューを果たした。試合は0-2で敗れたものの、日本人アタッカーの歴史的瞬間に世界が注目。「決して忘れることはないだろう」「11分間プレー」と各国メディアが伝えている。
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今夏、FC東京からスペイン1部の名門レアル・マドリードへ移籍した久保。8月22日にレアルからマジョルカへの期限付き移籍が決まり、同25日の第2節レアル・ソシエダ戦でメンバー外なったなか、今節バレンシア戦ではベンチスタートとなった。
試合は前半42分、マジョルカがPKを与えて先制点を献上。さらに後半12分、相手CKの競り合いからハンドで再びPK判定となり、スペイン代表MFダニエル・パレホに連続で決められて0-2とリードが広がった。
久保が投入されたのは後半34分。3人目の交代カードとしてFWアンテ・ブディミルに代わって送り出された久保は、スペインだけでなく、イングランドやドイツ、イタリアなど4大リーグにおける日本人最年少デビュー記録を打ち立てた。
現地スペイン紙「AS」は「久保がバレンシア戦でデビュー」と見出しを立て、「久保はレアルのプレシーズンでセンセーションの一つだった」とこれまでの背景に触れつつ、「彼が投入されたのは79分であり、追いかける状況とあって、彼にできることはほとんどなかった」とほろ苦デビューを報じた。またスペイン紙「スポルト」も「その質を証明する時間がほとんどなかった」と伝えている。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」の番組「Goles de Europa」公式ツイッターは「18歳で日本人の久保がデビュー。レアル・マドリードから期限付き移籍した選手が11分間プレーした」と速報。さらにペルーメディア「Depor.com」は「バレンシア戦で最後の11分間をプレーした。日本人のアタッカーは、エスタディオ・デ・メスタージャでのデビュー戦を決して忘れることはないだろう」と言及し、久保にとって生涯忘れることのない一戦と記している。
試合には0-2で敗れたが、久保のスペインデビュー戦は大きな注目を浴びていた。