本田に「チャンスを与えたかった」 ミラン指揮官が親心も、序列は「チェルチの控え」と断言
イタリア杯で格下相手に苦戦のサブ組
ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が1日のイタリア杯4回戦のセリエBクロトーネ戦で、9月22日のリーグ第5節ウディネーゼ戦以来のスタメンとなった日本代表FW本田圭佑について、試合後の記者会見で言及。イタリア代表FWアレッシオ・チェルチの控えであると現在の立ち位置を再確認する一方、不発に終わったことについては擁護するという親心を見せた。試合は延長戦の末に、ミランが3-1で勝利している。
3日前のリーグ第14節サンプドリア戦での4-1の圧勝劇から、ミハイロビッチ監督は先発を全員入れ替えた。しかし、普段のサブメンバーは連携不足を露呈し、セリエBの格下相手に攻めあぐねた。
「(クロトーネが)セリエBで2位なのは偶然ではない。よくオーガナイズされているチーム。ガスペリーニ監督の戦術に似ている」
試合後の記者会見で昨季までサンプドリアを率いていた指揮官は、同じ港町を本拠地とする宿敵ジェノアのガスペリーニ監督のチームとの類似性を指摘し、奮闘を称賛した。そして、4-3-3システムの左ウイングで先発した本田の120分間について質問を受けた指揮官は、まず背番号10の立ち位置を明確にしている。
「チェルチの後に来る控えだ。必要な時にプレーさせる」