本田に「チャンスを与えたかった」 ミラン指揮官が親心も、序列は「チェルチの控え」と断言

イタリア杯16強では主力組の起用も?

 クロトーネを相手に1-1に追いつかれた控え組の体たらくで、ボナベントゥーラ、エムベイェ・ニアング、モントリーボという主力組を投入。ボナベントゥーラが延長前半に直接FKを沈め、ニアングがモントリーボとのワンツーから追加点を決めた。力を示したのは、いずれも途中出場の主力組だった。

「重要な1ヵ月。3、4試合は我々に有利な試合だ。でも、イタリアでは楽な試合はない。今夜もそれを見た。ヨーロッパのカップ戦がないので、イタリア杯は我々の目標だ。重要なトロフィーだ」

 2年連続で欧州のカップ戦出場を逃しているミランは、16日にイタリア杯ベスト16でサンプドリアと戦う。ミハイロビッチ監督にとっては、古巣との負けられない対決。リーグ戦で中位のミランにとっては、現実的にタイトル獲得のチャンスが残されている大会だけに、指揮官はこの日、体たらくだった控え組の抜擢を回避する可能性もある。不発に終わった本田は、カップ戦要員という立場すらも危うい状況に追い込まれてしまったかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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