久保建英、バルサ16歳逸材FWとの“元同僚時代”に現地紙脚光 「今後ライバルになる」
ラ・マシア時代のU-12国際大会で、久保のアシストからファティがゴール量産
バルセロナは現地時間25日、リーガ・エスパニョーラ第2節ベティス戦(5-2)でギニアビサウ出身のFWアンス・ファティが、クラブ史上2番目の若さとなる16歳298日でトップチームデビューを飾った。エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(17歳114日)を上回る記録を残した逸材は海外メディアでも大きく取り上げられているが、レアル贔屓で知られるスペイン紙「マルカ」は、日本代表MF久保建英(マジョルカ)がバルセロナ下部組織(ラ・マシア)時代にファティと共闘していたことに注目しつつ、「今後数年でライバルになるだろう」と見立てている。
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2002年生まれのファティは10歳でバルセロナの下部組織に入団。昨季終盤にバルサBに昇格し、今夏バルサBに加入した日本代表MF安部裕葵が移籍後初ゴールを決めた現地時間18日のリャゴステラ戦(1-1)にはバルサBの一員として出場していた。メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、フランス代表FWウスマン・デンベレら主力の負傷離脱を受け、トップチームの練習に合流。ベティス戦の後半33分からピッチに立ち、16歳298日の若さでトップチームデビューを飾った。
そのファティは、同じバルセロナ下部組織出身の久保とかつて共闘。スペイン紙「マルカ」は「久保建英はアンス・ファティのゴールをアシストしていた」と、2人の若き逸材に注目している。
「2013年に遡り、彼(ファティ)が11歳の時、彼はそのゴールのほとんどを久保のアシストから決めていた」
ファティと1歳年上の久保はU-12対象の国際大会「ラ・リーガ・プロミストーナメント」でバルセロナの一員として共闘。久保を含めた同僚のサポートを受けたファティは大会得点王に輝き、チームも優勝を飾った。
「同年のユーストーナメントには二つの才能がいた。状況は変わり、久保はレアル・マドリードの一員となり、現在はマジョルカにレンタルされているが、ラ・マシアで優秀な逸材と見られていた2人の若者は今後数年でライバルになるだろう」
久保はその後、FC東京を経てバルセロナの宿敵であるレアル・マドリードと契約し、今夏にマジョルカへ期限付き移籍。同じスペイン1部を舞台に、2人の対戦が実現するのもそう遠くはなさそうだ。