パルチザン浅野、デビュー戦弾&渾身“ジャガーポーズ”に現地注目 「侍がパーティー」

移籍後初ゴールを決めたパルチザン・ベオグラードFW浅野拓磨【写真:Getty Images】
移籍後初ゴールを決めたパルチザン・ベオグラードFW浅野拓磨【写真:Getty Images】

EL予選3回戦でパルチザンデビュー 後方からのパスに抜け出し、豪快にネットを揺らす

 日本代表FW浅野拓磨は、今夏にアーセナルからセルビア1部の名門パルチザン・ベオグラードへ完全移籍。移籍金100万ユーロ(1億2000万円)で3年契約を締結した。現地時間8日には、UEFAヨーロッパリーグ予選3回戦マラティヤスポル戦で途中出場すると、移籍後初ゴールで追加点を奪取。地元メディアも「サムライがパルチザンパーティー」と伝えている。

 パルチザンは前半4分にナイジェリア人FWウマル・サディクのゴールで先制。追加点が欲しい局面で、後半開始から投入された浅野が魅せる。

 味方の縦パスに反応するとスピードでマーカーを置き去りにし、そのままドリブルでペナルティーエリア内に侵入。豪快な一撃で相手GKの頭上を抜き、ネットを揺らした。パルチザンデビュー戦で移籍後初ゴールを挙げ、代名詞の“ジャガーポーズ”も飛び出した。チームは後半38分に1点を返されるも、同45分にPKで3点目を挙げ、3-1で勝利している。

 セルビア地元紙「クリル」は、「サムライがパルチザンパーティー。日本人の浅野拓磨が初めて黒と白のユニフォームを着用」と日本人助っ人のゴールを報道。「アーセン・ベンゲル監督は、彼を偉大な才能と未来への投資だと説明した。しかし、プレミアリーグでプレーするための労働許可証を取得できず、彼はレンタルされなければならなかった」と、サンフレッチェ広島から移籍したアーセナルでは“不遇の時”を過ごしたことにも触れている。

 決意を持って乗り込んだセルビアの地で、勢いに乗って再び実力を証明したいところだ。

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