日本代表は「身近にあるもの」 MF鎌田大地、“憧れ”との距離感に生まれた変化

MF鎌田大地【写真:高橋学】
MF鎌田大地【写真:高橋学】

3月の国際親善試合で日本代表デビュー 「これから入り続けられるようにしたい」

 日本代表MF鎌田大地にとって、シント=トロイデンで過ごした2018-19シーズンは飛躍の1年になった。フランクフルトから期限付き移籍で加入し、1年目から公式戦36試合出場16得点。欧州の舞台でキャリアハイとなるゴール数を記録するとともに、3月には自身初となる日本代表も経験した。

 3月22日の国際親善試合コロンビア戦(0-1)に後半34分から途中出場し代表デビュー、続く3月26日の国際親善試合ボリビア戦(1-0)ではスタメン出場を果たしている。森保一監督率いるチームにおいてさらに存在感を高めていくことが期待されるなか、日本代表への率直な思いと意欲を口にした。

「小さい頃から代表は夢でしたし、目指していたものだったので、入れたことはすごく良かったと思います。ただ入るだけじゃなくて、代表の中心選手にもなっていきたい。まだ入っただけなので、これから入り続けられるようにしたいと思います」

 継続的に代表に選出されるためには、当然ながらクラブレベルでの活躍が不可欠。18-19シーズンの鎌田は文句なしの結果を残して“切符”をつかんだが、新シーズン以降に向けては単なる継続ではなく、さらなる向上に目を向ける。

「代表でずっとプレーし続けるためには、所属チームでどれだけ良いプレーができるかが大事。目指しているところに向けて、ステップアップができるように活躍していきたいです。高いレベルで試合に出ていれば、代表でも中心選手になれる。所属チームでのプレーが大事になってくると思っています」

 3月シリーズではFWとして、1トップの仕事を期待された。本来はもう一つ低いポジションが主戦場だが、それを言い訳にするつもりはない。前線で使われるのならば、シント=トロイデンで見せつけた得点力を武器に、地位を築いていく覚悟を持っている。

「今はまだまだ自分が主力でもないですし、入りたて。今、与えられているポジションでどれだけできるかだと思います。だから、しっかり結果を残したいですね。前で使われるのであれば、得点の部分はすごく大事になってくると思います」


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