アーセナルが奇跡の大逆転へ前進 3発快勝で16年連続のCL決勝T進出へ望みをつなぐ

2位オリンピアコスも惨敗し、自力突破の可能性が復活

 アーセナルが奇跡の16シーズン連続となるUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出へ、自力突破の可能性が復活した。

 本拠地エミレーツ・スタジアムで、ガナーズが意地を見せた。前半29分、カウンターのチャンスでフランス代表FWジルーから縦パスを受けたチリ代表MFサンチェスが、左サイドをドリブル突破。右足でクロスを上げると、ドイツ代表MFエジルがダイビングヘッドで先制点を決める。後半14分には再びサンチェスが追加点を決めた。さらにその4分後にはDFモンレアルのラストパスを受けたサンチェスが右足で冷静にフィニッシュ。ガナーズが3-0の勝利を飾った。

 グループFのアーセナルは、この日の本拠地ディナモ・ザグレブ戦まで4試合で勝ち点3だった。15シーズン連続で成功している決勝T進出には、残り2試合で2連勝し、2位のオリンピアコス(ギリシャ)の連敗が必要だった。そしてこの日、首位のバイエルン・ミュンヘンがオリンピアコスを4-0で撃破した。

 英国営放送「BBC」によると、アーセン・ベンゲル監督は「いい夜だったが、バイエルンもいい仕事をしてくれた」と、退場者を出しながらも圧勝したドイツ王者に感謝していた。

「今日(決勝T進出の)チャンスを残したかった。それを我々は達成した。あとは、いかに(最終節の)オリンピアコス戦で我々がいい試合を見せるかだ」

 

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