ローマがインテルFWイカルディ獲得へ名乗り “点取り屋ジェコ+36億円”でオファーか

(左から)ローマFWジェコ、インテルFWイカルディ【写真:Getty Images】
(左から)ローマFWジェコ、インテルFWイカルディ【写真:Getty Images】

ローマは交渉の場でオファーを提示する準備が完了も、イカルディ自身はユーベ行き希望

 セリエAのローマは、インテルで“お騒がせ者”となっているアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの獲得に向けて、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ+3000万ユーロ(約36億円)のオファーを提示する準備が整っているようだ。イタリアのサッカーメディア「フットボール・イタリア」が報じた。

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 アルゼンチンで産まれながら幼少期からスペインで育ったイカルディは、2012年にイタリアのサンプドリアでプロキャリアをスタート。13年にはインテルへと移籍し、多くの偉大なアタッカーたちが背負った背番号9を与えられ、14-15シーズンには22ゴールで得点王を獲得した。翌年にはセリエAで50得点を記録した最年少の外国人選手となるなど、素晴らしい活躍を披露してきた。

 しかし、昨昨季シーズン途中の招集拒否をきっかけにキャプテンを剥奪されると、その後はチームの構想外となり、妻で代理人のワンダ・ナラ氏の見境のなさも手伝ってチームは放出の方針を固めたとされている。

 そんなイカルディ獲得に手を挙げているのが、同国のライバルチームの一つであるローマだ。パウロ・フォンセカ監督率いるチームは、インテル側のターゲットとして報じられている点取り屋ジェコの譲渡+3000万ユーロのオファーでイカルディの獲得を狙っているとされ、イタリア紙「ラ・レプブリカ」によればすでに交渉の場でオファーを提示する準備ができていると主張している。

 ただ、一つの問題となっているのがイカルディ自身は王者ユベントスへの移籍を望んでいるということだ。また、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」によれば、インテルサイドも基本的には8000万ユーロ(約97億円)のオファーを前提にしているとされ、その金額に届かない場合は成立しない可能性もあるだろう。

 インテル側が放出を望んでいる現状を考えれば、要求額を変更する可能性はあるだろうが、“お騒がせ男”の次なるプレー先はどこになるのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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