久保建英の才能は誰もが“認めている” レアル生き残りの鍵は「守備力」にあり

レアルのトップで使えるかは「才能以外の部分次第」

 彼らに才能があるのはもう分かっている。だからレアルが獲得したわけだ。つまりトップで使えるかどうかは、才能以外の部分次第なのだ。

 90分間で1人の選手がボールを持つ時間は、だいたい2分間程度と言われている。残りの88分間で何ができるか――そこで水準以上のものを見せないと起用に踏み切るのは難しい。おそらくベンチからだと思うが、常に守備の時に久保に声がけをしていたのは、そこがポイントになると考えているからだろう。

 アセンシオの負傷でトップの席が1つ空いたのは事実だ。そこに座るのが久保なのか、ロドリゴなのか、はたまた噂されているハメス・ロドリゲスの復帰なのかはまだ分からない。移籍市場が開いているうちにアセンシオの代役を獲るべきか、それとも久保とロドリゴでいけるのか。ジダン監督と首脳陣は、プレシーズンの間に結論を迫られる。

(西部謙司 / Kenji Nishibe)


page1 page2

西部謙司

1962年生まれ、東京都出身。サッカー専門誌の編集記者を経て、2002年からフリーランスとして活動。1995年から98年までパリに在住し、欧州サッカーを中心に取材した。戦術分析に定評があり、『サッカー日本代表戦術アナライズ』(カンゼン)、『戦術リストランテ』(ソル・メディア)など著書多数。またJリーグでは長年ジェフユナイテッド千葉を追っており、ウェブマガジン『犬の生活SUPER』(https://www.targma.jp/nishibemag/)を配信している。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング