デ・ブライネが明かした衝撃の事実 「僕はドルトムント移籍でクロップと合意していた」

実現していたら1年後の香川復帰は…

「彼は僕に電話してくれた。“お前はナンバーワンになる”と言ってくれたんだ。ブンデスリーガで2位のチームで、チャンピオンズリーグの決勝に行ったクラブの、ね」

 黄色と黒のユニフォームを着ることを夢見たデ・ブライネの野望を断ち切ったのは、モウリーニョ監督だった。

「当時はいい決断だと思ったが、監督が僕に言ったんだ。“お前はここに残る必要がある。ここでチャンスを手にできる”とね。だから、僕はそれを受け入れて、進むことに決めた。彼(クロップ)はいい監督だ。ドルトムントでのプレーを見てきたけど、リバプールでも同じスタイルでプレーしている。同じサッカーをしようとしている。彼はここに来たばかりで、時間はかかると思う。でも、7年後には素晴らしい仕事をしていると思うよ」

 司令塔はドイツ人の名将に対する賛辞を惜しまなかった。結局チェルシーは、ブラジル代表MFウィリアンと現ヴォルフスブルクFWアンドレ・シュールレを獲得したために、デ・ブライネはロンドンで出場機会を手にすることができなかった。

 今夏シティに最高の待遇で迎え入れられ、最高の活躍を見せている司令塔があの時、ドルトムントに加入していたら……。香川のマンチェスターからの復帰も、実現しなかったかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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