日本代表、招集全68人を5段階評価…「ポジション別最新序列」 注目の“成長株”は?

 (左から)上田綺世、板倉滉、久保建英、三好康児、杉岡大暉【写真:AP & Getty Images】
(左から)上田綺世、板倉滉、久保建英、三好康児、杉岡大暉【写真:AP & Getty Images】

“不動”が唯一見当たらないGK、権田とシュミットが熾烈な争い

 昨夏のロシア・ワールドカップ後、森保一監督が就任した日本代表は、初陣となった昨年9月のコスタリカ戦から直近のエクアドル戦まで19試合を戦ってきた。多くの選手を起用し、試行錯誤しながらチーム作りを進めているなか、各ポジション内での最新パワーバランスはどのような状況になっているのか。直近のコパ・アメリカ(南米選手権)に参戦したメンバーも含めて、招集全68人をポジション別に分け、5段階評価(不動/スタメンクラス/バックアッパー/成長株/未来枠)で見ていく。

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 まずは森保ジャパンの初陣から直近の試合までを振り返る。ここまで国際親善試合やアジアカップ、コパ・アメリカを含めて19試合を戦い、12勝4分3敗、33得点18失点の結果を残す。敗れた相手はカタール(1-3)、コロンビア(0-1)、チリ(0-4)のみ。昨年9月の初戦からアジアカップ準決勝まで11試合負けなしと記録したが、以降は負けが込んでいる。

【森保ジャパンの全成績】
18/09/07  ―― チリ(※北海道胆振東部地震の影響で中止)
18/09/11 ○3-0 コスタリカ(国際親善試合)
18/10/12 ○3-0 パナマ (国際親善試合)
18/10/16 ○4-3 ウルグアイ(国際親善試合)
18/11/16 △1-1 ベネズエラ(国際親善試合)
18/11/20 ○4-0 キルギス(国際親善試合)
19/01/09 ○3-2 トルクメニスタン(アジアカップ GL1)
19/01/13 ○1-0 オマーン(アジアカップ GL2)
19/01/17 ○2-1 ウズベキスタン(アジアカップ GL3)
19/01/21 ○1-0 サウジアラビア(アジアカップ 16強)
19/01/24 ○1-0 ベトナム(アジアカップ 準々決勝)
19/01/28 ○3-0 イラン(アジアカップ 準決勝)
19/02/01 ●1-3 カタール(アジアカップ 決勝)
19/03/22 ●0-1 コロンビア(国際親善試合)
19/03/26 ○1-0 ボリビア(国際親善試合)
19/06/05 △0-0 トリニダード・トバゴ(国際親善試合)
19/06/09 ○2-0 エルサルバドル(国際親善試合)
19/06/17 ●0-4 チリ(コパ・アメリカ GL1)
19/06/20 △2-2 ウルグアイ(コパ・アメリカ GL2)
19/06/24 △1-1 エクアドル(コパ・アメリカ GL3)
※GL=グループリーグ

【序列内の記号/上から下へ序列高い順】
◎=不動
○=スタメンクラス
△=バックアッパー
☆=成長株
◇=未来枠

■GK
〇 権田修一(ポルティモネンセ)
〇 シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)
△ 東口順昭(ガンバ大阪)
△ 川島永嗣(ストラスブール)
△ 中村航輔(柏レイソル)
☆ 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
◇ 小島亨介(大分トリニータ)

 不動と言える存在が唯一見当たらないポジションだ。当初は東口も定位置争いに加わっていたが、現在は権田とシュミットが熾烈な争いを繰り広げている形だ。コパ・アメリカに参戦した川島も再び名乗りを挙げているなか、台頭が期待された中村がやや足踏み状態。コパ・アメリカで代表デビューを飾った大迫は今後の成長に期待だ。

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