エリクセン、レアル移籍破談と英報道 新天地候補に名門2クラブ浮上も交渉難航か
マンUとユーベが候補に上がるも、137億の移籍金がネックに
トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは、今夏にレアル・マドリードへの移籍が噂されていた。英紙「デイリー・ミラー」は、エリクセンとレアルの交渉が決裂したことを伝え、新たな移籍先がマンチェスター・ユナイテッドかユベントスになるのではないかと報じている。
2013年にアヤックスからトットナムに移籍したエリクセンは、6月上旬に「新しい挑戦をしたい」と退団を示唆するコメントを残した。トットナムとエリクセンの契約は2020年6月までとなっていて、クラブは移籍金が発生する今夏中に売却したいと考えている。
その第一候補がレアルと早くから噂され、シーズン終了後すぐにでも正式発表されるものと思われていた。しかし、レアル側の優先順位は高くなく、チェルシーからベルギー代表MFエデン・アザールを獲得。続いてマンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバと交渉を進めていて、その交渉がまとまるとレアルがエリクセンを獲得する意思はなくなると言われている。
そこで新天地として候補に挙がっているのが、ユナイテッドとユベントスだという。しかし、トットナムのダニエル・レヴィ会長は、エリクセンの移籍金を1億ポンド(約137億円)に設定していると言われ、どのクラブだろうと交渉は難航すると見られている。そういった状況のなか、エリクセンはトットナムとの契約延長も視野に入れているようだ。
「移籍についてはダニエル・レヴィ会長次第だし、別のクラブからオファーも来なければならない。そうでなければ、新しい契約を結ぶための交渉の席に座らなければならない。自分自身では日時を設定することができない」
エリクセンは自分自身で結論を出すことができない、もどかしい胸中を吐露している。各クラブの思惑が飛び交う今夏の移籍市場だが、エリクセンは希望どおりに新たな挑戦の場へ移籍することができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)