ウルグアイ戦で三好が2ゴール　久保は「同じようなポジションの選手が…」と刺激

　森保一監督率いる日本代表は、現地時間20日のコパ・アメリカ（南米選手権）グループステージ第2戦ウルグアイ戦で2-2と引き分けた。この試合で2ゴールを叩き込んだMF三好康児（横浜F・マリノス）について、18歳MF久保建英（FC東京→レアル・マドリード）は「本当にチームを救ったヒーローだと思う」と絶賛している。

　17日のチリ戦（0-4）に続き、日本は4-2-3-1システムを採用。前半25分、MF柴崎岳（ヘタフェ）が正確なキックで逆サイドへ展開し、相手DFディエゴ・ラクサール（ミラン）が足を痛めてプレーへの参加が遅れたなか、フリーになった三好がドリブルを開始する。中央へのパスを意識させつつ、利き足の左をケアした相手の逆を突いて右足でそのまま豪快なシュートを放ち、日本に先制点をもたらした。

　さらに1-1で迎えた後半14分、左サイドを切り崩してDF杉岡大暉（湘南ベルマーレ）がクロスを送り、GKフェルナンド・ムスレラ（ガラタサライ）が弾いたボールを三好が詰めて2ゴール目。その後に追いつかれたが、三好は2ゴールと出色のパフォーマンスを披露した。

　ウルグアイ戦で後半38分、三好に代わって途中出場した久保は「ああやって2点、自分と同じようなポジションの選手が決めるということは、チームが活気づく。代表での初ゴールは先を越されてしまいましたけど、本当にチームを救ったヒーローだと思う」と、三好の活躍に言及。2列目のポジションを争うアタッカーから大きな刺激を受けている。

「次の試合、それ（ヒーロー）が誰になるか分からないですけど、自分たちもこうやって良い気持で今日も練習に取り組めますし、良い準備ができるので、そういう意味では価値のあるゴールだったと思います」

　南米の地で逞しさを増している森保ジャパン。久保は三好らと切磋琢磨を続けている。