浦和“3度目のACL制覇”へ、16強で蔚山と日韓対決 大槻監督「野心を持って臨もう」

ACLラウンド16・蔚山現代戦の前日記者会見に出席した大槻監督【写真:轡田哲朗】
ACLラウンド16・蔚山現代戦の前日記者会見に出席した大槻監督【写真:轡田哲朗】

前日会見に出席、ACL2度優勝の実績を誇る 「クラブに大きな自信を与えてくれている」

 浦和レッズの大槻毅監督は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16の蔚山現代戦の前日記者会見で、選手たちに「野心を持って臨もう」と伝えたことを話した。

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 大槻監督は先月末にオズワルド・オリヴェイラ監督の契約解除に伴い、昨季の暫定監督に続いて2回目となる浦和の監督へ正式に就任した。そこからリーグ戦2試合を戦い、いずれも後半アディショナルタイムにゴールを挙げて1勝1分の成績を残し、この蔚山戦に臨む。

 監督としては初となるACLの舞台だが、過去にも分析担当や育成ダイレクター、ユースチーム監督やトップチームのヘッドコーチという形で浦和に関わってきているだけに、そのタイトルの重みと選手への働きかけ方をこう表現した。

「日本のクラブで唯一2回、浦和レッズはこのタイトルを獲得している。その実績と経験が、このクラブに大きな自信を与えてくれている。野心を持って臨もう、成功体験をしている人はその素晴らしさが分かり、それがない人には挑戦する権利がある。成長する場がある、そのメンタリティーで臨もうという話をした」

 これまでにも大槻監督は、選手たちの心を動かす言葉の持ち主として知られてきた。この日も記者会見に出席したのが33歳の誕生日当日となったGK西川周作だったことから、「今日が隣の西川周作の誕生日なので、一緒に記者会見に出られて嬉しく思います」と冒頭に一言を添えるなど、ちょっとした気遣いが表れている。

 浦和にとってアジア制覇を達成した2007年と17年は、決勝トーナメントで第2戦がホームゲームだった時の強さが際立った。今回はグループステージが2位通過だったことから、第1戦をホームで、第2戦をアウェーで戦うことになる。その180分間の組み立てについて、指揮官はこう話している。

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