完敗の日本代表、英記者が「チリ戦先発11人」を採点 単独最低点で酷評されたのは?
コパ・アメリカ初戦で王者に4失点の“洗礼” 守備陣には一様に厳しい評価
日本代表は現地時間17日、コパ・アメリカ(南米選手権)初戦のチリ戦に臨み0-4と大敗した。大会2連覇中の王者相手に、“洗礼”を受ける格好となった森保ジャパン。苦しい船出となった一戦に出場した先発11人を、かつてAFCの機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、20年以上にわたってアジアのサッカーを報じている英国人ジャーナリストのマイケル・チャーチ氏が採点した。
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レアル・マドリード移籍が決まったばかりのFW久保建英には単独最高点を与え、「チリ守備陣の脅威に」と絶賛。その一方で、A代表デビューとなった左サイドバックのDF杉岡大暉は、単独最低点で酷評されるなど、崩壊した守備陣にはシビアな評価が下されている。
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■チリ戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
大迫敬介(サンフレッチェ広島) 5点
GKに期待したい断固たる存在感が希薄だった。そして、4点目はあまりに早くゴールを空けるミスを犯した。
【DF】
原 輝綺(サガン鳥栖) 5点
序盤で警告を受け、右サイドから攻撃面でほとんど貢献がなかった。
植田直通(セルクル・ブルージュ) 5点
出だしはスムーズだった。チリのセットプレーの脅威に対抗していたが、先制点の場面ではあまりに簡単に競り負けプルガルのゴールを許した。
冨安健洋(シント=トロイデン) 6点
最高のプレーではなかったが、成長を続けている。彼がチリのタレント相手に得た経験は、チームにとっても有益な資産になる。
杉岡大暉(湘南ベルマーレ) 4点
左サイドから攻撃をサポートしようとしたが、あまりに頻繁にボールを失った。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。